私のおにいちゃん



こいつ、とことんムカつくぜ!!




人のことを真に受けて、




バカ正直でバカ真面目でお人好しで!




全く、俺と正反対だな!!




*霧夜*
「いや、だから俺が思っただけ!!」





*零斗*
「あり得ないことじゃないんだ。
ずっと箱の中に閉じ込めていたようなものなんだし。

キラは、キラなりに気ぃ使ってるんだよ。俺が心配しないように。」




自分を傷つけるやつほど、




自分が大事なんだよ。




俺に慰めてほしいのか??




『そんなことないぜ』って




言ってほしいのか!?




残念だったな!!




俺はそう上手くは転がらねぇ。




ユリまでとりやがって!!




*霧夜*
「・・・もう、寝ようぜ。」




*零斗*
「あぁ。おやすみ、霧夜。」




*霧夜*
「おやすみ。」




だが、やはりどれだけ毒ずいて




ボロクソ言っても、




親友は、親友、だよ、な。



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