私のおにいちゃん
*キラ*
「おにい、ちゃん、霧夜、くん。
おは、よう。」
*零斗*
「おっ!起きるの早いな、キラ。」
あの娘が起きた。
*キラ*
「うん!エヘヘ。」
ゼロが小娘の頭を撫でる。
何が『エヘヘ』だ!よく触れるよな!?
*霧夜*
「どうする?朝飯。」
そういう風に言えば、しばらくゼロは
しゃべらなくなるだろう。
こんな小娘と一緒にいたら、
確実に俺たちはおかしくなる、もとい、
なりかけている。
ゼロをつれて逃げるか?
いや、ゼロは逃げないだろう。
あいつの妹なんてどうでもいい。
ゼロとゼロの目を生かすことが優先だ。