私のおにいちゃん
*キラ*
「一緒に、別れて、取りに行こう?
ご飯。」
*零斗*
「・・・。
キラが、自分から言うなんて。ものすごい第一歩じゃねーか!」
ほんとは、嫌だけど、
霧夜くんを、一度、自由にしておけば、
どのくらい、危険なのか、分かる。
キラが、ここから、逃げる気が、
ないことくらい、おにいちゃんは、
分かってる。
キラが、逃げるときは、おにいちゃんが、
いないとき。
だから、キラが、
別行動をとることに、反論しない。
油断した霧夜くんを、見張れる。
人間は、油断してるときほど、
思ったことをすぐに行動へ移す。
霧夜くんが、油断したとき、
確実に、霧夜くんは、行動を開始する。