私のおにいちゃん
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俺はあの時、とんでもない間違いをした。
キラが妹であることを否定し、
キラを悲しませた。
まだ4歳だったキラに、
当時10歳の俺は、何も考えず話して。
キラの心の傷は相当なものだったろう。
きっと、今でも覚えている。
俺があの時、何も言わなかったら、
誰も死なずに済んだし、
霧夜にも迷惑をかけずに済んだし、
キラは普通の人生を歩めた。
いじめを受けていたからだなんて言い訳は
通じない。
悪いのは、俺。
兄という妹を助ける立場でありながら、
助けるどころか傷つけ、
何もしてやれていない。