私のおにいちゃん
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*キラ*
「おにいちゃん、おはよう。」
*零斗*
「もう朝か。キラ、おはよう。」
なぜか今日は、
キラと霧夜が先に起きていた。
*零斗*
「ん?霧夜も起きてるのか?
珍しいな。」
*霧夜*
「あ、あぁ。まあ、な。」
*零斗*
「どうか、したか?」
*霧夜*
「あ、いや何でもない。」
霧夜はなぜか、
鋭い視線をキラに向けていた。
反対にキラも、
霧夜に鋭い視線を向けている。
*零斗*
「どうしたんだよ?二人とも。」
笑いながら何気なく訊いた。
*キラ*
「え?あ、ううん。何、でも、ない、よ。」
*霧夜*
「ああ、何でもない。」