私のおにいちゃん



*霧夜*
「ゼロー!!いるかー!?」




やっぱり。




なんで、いつも、邪魔ばっかするの?




*ユリ*
「零斗!出てきなさい!
零斗の分際で私の命令に背いたら
許さないから!!」




あの、女も、いる。




*零斗*
「みんな言ってるし、ドア開けよう?」




*キラ*
「ダメ!!開けちゃダメ!」




おにいちゃんを、あの女に、




会わせたく、ない。




*病院の先生*
「月本零斗くん!
今すぐ開けてください。
そこに、妹の月本キラちゃん
いるんだよね?開けなよ!」




開けちゃダメ!開けちゃダメ!




開けたら、おにいちゃんは、




また離れてく。




あの女を、好きになって、キラの事、




見てくれない!




ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!!!!




*零斗*
「大丈夫だから。な?キラ。」




おにいちゃんは、ドアを開けた。



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