私のおにいちゃん



キラの頭を撫でて、手を握ってくれた。




*病院の先生*
「君が、月本キラちゃんだね?」




何を考えているのか、分からない笑い。




きっと、キラを、精神病院へ、




入れるつもりだ。




逃げなきゃ。逃げなきゃ!




せっかく、一緒に、なれたのに。




キラは、走ろうとしたけど、




腕、捕まれた。




*零斗*
「キラに何するんですか!?」




*病院の先生*
「安心して、零斗くん。
私たちは何もしない。ただ、キラちゃんがどう動くかで変わるけど。」




コイツ、力(ちから)、強すぎる。




*霧夜*
「上手く行きそうですか?」




霧夜、くん、やっぱり、裏切った。




*病院の先生*
「この子がどういう子で、何をしたか、
それを教えてもらえないと、
私たちも対処できないんですよ。」




*ユリ*
「ですから、それは後にお伝えすると!」




*病院の先生*
「そう、ですか。どちらにしろ、とりあえずうちの病院に来てもらいますよ。」


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