私のおにいちゃん
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by〈磯崎霧夜〉
ゼロがここまで感情的になるのは珍しい。
妹がいなくなるだけで、ここまで
変わるなんて。妙な罪悪感が残る。
俺は間違ったことをしたのか?
*ユリ*
「ねえ、零斗!」
*零斗*
「キラが、何かしたか?
ここ最近、何かしたのか!?」
ゼロは怒鳴りながら言った。
*ユリ*
「………」
*零斗*
「あ、悪い。」
ユリは黙りこみ、
ゼロは別の教室へ行く。
何も聞こえない。ユリはそっぽを向き、
話そうとする気配は一切ない。
*霧夜*
「…なあ、ユリ」
*ユリ*
「………」