私のおにいちゃん
*ユリ*
「考え直してよ!
他にも方法があるはず!」
*零斗*
「お前らも、
他に方法がなかったって言ったよな。
あれは、嘘じゃないんだろ。
俺もだ。他にいい解決法がない。」
*霧夜*
「これがいい解決法か?
本当に、いい解決法だって言えるのか!?」
*零斗*
「言える!お前だって、
俺が他人だったら賛成しただろ!?」
これしか、方法がない。
*霧夜*
「確かにした。
だけど俺とお前は他人じゃない!」
*零斗*
「………………
もう、いい。この話しは終わりだ。
ただ、病院には連絡しないでくれ。」
*霧夜*
「おい、ゼロ」
*零斗*
「この話題は疲れる。
別の話ないか?」
俺は眉間に手を当てた。
少し話しただけなのに、疲れが酷い。
*ユリ*
「あんたって、いっつもそうね。
変に気ぃ使って責任感強すぎで。
でも今回は度が過ぎるわ!」
*霧夜*
「やめろユリ…」
*零斗*
「その話は終わりだってば。
もう、やめてくれ。」