私のおにいちゃん
体力が限界だ。
特になにもしていないのに。
キラに関しての先々の話をすると、
なぜか疲れる。
*ユリ*
「分かったわよ。
で、あんたが話せる話題のジャンルは?」
ジャンルって・・・
*零斗*
「えと、他愛もなくて、
とにかく頭を使わない話題かな。」
*霧夜*
「言い方が年寄りっぽいぞ?」
霧夜が笑いながら言う。
もう、他愛もなくてとにかく
頭を使わない話題は始まっているんだな。
*零斗*
「そうか?ユリだって、
『みなまでいわなくていい』なんて言葉を使うのは年寄りの証拠だな。」
*ユリ*
「そ、そんなわけないじゃない!はあ。
でも、この話題、すぐ終わりそうね。」
*霧夜*
「だな。」
*零斗*
「……
あはははっ。」
*霧夜*
「ゼロ?」
*零斗*
「ハァ。やっぱ、二人といると
空気が吸えるな。」
下手に頭の使う話をするより、
どうでもいい話をしたほうが、
二人らしくて楽しめる。