私のおにいちゃん
とりあえず一晩はもつ。
*霧夜*
「お前たちのおばさんはどう対応するかな。」
*零斗*
「俺らが出てったことにも気づかないんじゃないか?それよりも、お前の方が心配だ。」
*霧夜*
「俺?ゼロんちに泊まってくときすら声かけてねーよ。」
*零斗*
「えっ?聞いてねーぞ!」
霧夜の隠し事が多くなった。
霧夜が嫌がっても話を訊いてやれば、
なにもかも教えてくれたのだろうか?
いや、違う、霧夜は、本当に変わった。
*霧夜*
「話すかよ!ただでさえお前は大変なのに。」
*零斗*
「変な気ぃ使うなよ!
親友なら、気にしなくていいって。」