私のおにいちゃん



☆★☆★☆★☆★


*零斗*
「この学校、ホントに変わってないな。」




*霧夜*
「俺らが柱に削ったやつ、残ってるぜ。」




まだ漢字がまともにかけなかった時に




名札を見て懸命にほった傷、




まるで昨日の事のようだ。




もしも昨日の事であったら




どんなに嬉しいだろう。




あの事件が起きる前に、戻りたい。




キラの目が、生きていた頃に。




俺の事が好きなままでも、




キラの目が生きていれば、俺はそれで…




*キラ*
「おにい、ちゃん、
何か、なやん、で、る?」





*零斗*
「えっ?あ、あぁ。
これから、どう進めばいいかなって。」




別に嘘ではない。




そう思っていたのも事実だ。




*霧夜*
「なるようになるだろ?」




*零斗*
「お前ってスイッチ入ってないときはとことん適当だな。」


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