私のおにいちゃん



☆★☆★☆★☆★



by〈月本キラ〉





おにいちゃんは、キラが、寝たと思ってる。




まあ、いっか。




*霧夜*
「なぁ、俺、そんなに変わったか?」




まだ、霧夜くん、言ってる。




霧夜くんは、変わったんじゃなく、




自分で、選んだんでしょ?




*零斗*
「まだ言ってんのかよ?」




*霧夜*
「お前は全っ然変わってないのに。」




*零斗*
「んまぁ、変わってないのも問題だろうけど。」




おにいちゃんは、今のままで、いいの。




変わったら、キラが、許さない。




*霧夜*
「というより、お前はそれが完成形じゃねーの?

サメってさ、古代から進化してないんだとよ。あれが完成形、自然的にあれが一番強いんだよ。」




*零斗*
「やっぱり、変わったな。」




*霧夜*
「えっ?」


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