ハイスクール・カンパニー
「ちょっと待っててね。今、営業の担当者も呼んでくるから」

「あの……僕が行きますから大丈夫です」
ケンサクは、愛想よく笑った。

「いいのよ。それより、これうちの新製品どうかなあ」

カップに入ったデザートを出された。
ケンサクは、子供扱いされたと思って、ガッカリしたのを顔に出さないように気をつけた。


「ありがとうございます。これは、コンビニ向けですか?」まあ、普通かなという印象しかない。


「そうなの。これから大々的に売り出すから。見ててね」


ケンサクは、自分の意見を求められたの出なければ、だいたいよい印象のことしか話さない。
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