ハイスクール・カンパニー

夕方、理貴は伊都が変えてくる前に夕食の支度をした。

自分でもてなす腕はないが、幸い、理貴にはお金と力と人脈がある。


シェフに無理を言って、フルコースを料理を届けてもらった。

レストランを予約する方が、
手間はかからないが、彼女は理由がないと来てはくれないだろう。


「あの……理貴さん」

部屋の変りように、彼女は驚いていた。


キャビアに白身魚のカルパッチョ

オマール海老の冷製コンソメ スープに

メインは
白身魚のムニエル　焦がしバターソース

骨付き仔羊背肉のロティ　ラタトゥイユ添え　

パンもシェフに焼いてもらって焼き立てを持ってきてもらった。

冷蔵庫には　パティシエの用意した、デザートをワゴンで用意した