ハイスクール・カンパニー
「そっか。伊都ちゃん、君に理貴のことを頼むよ。理貴は君のことを気に入ったみたいだからね」


「はい」


「それから、君はずっとみんなの食事や雑用ばかりして過ごすの?」


「ええ。そういう契約ですので」


「そんなのいくらでも、変えられるよ。なんなら俺んとこ来る?同じ仕事でバイト代、倍払うよ」


「来栖さん、私さっき理貴さんを支えるって約束したばかりですよ」
伊都は、笑って言う。


「そっか。そうだね。これから理貴ん所にもっと顔を出すかな。伊都ちゃんいるし」


「はい。是非そうしてください。夕飯用意して待ってます」


「うれしいな」
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