あの空の君へ
♠再び繋がる想い
2か月後の3月、もうすぐ進級。
冬の寒さが嘘のように過ぎていった。
私は新とは普通の友達として仲良くしていて、
あのとき抱いた恋心がすべて消えた訳じゃないけど、大人、だから。
その頃、4人で遊ぶようになっていた。
新と私、凛ともう1人は新をふったときに一緒にいた、
渡辺颯太(そうた)。
颯太とは新とまだ付き合っていた頃に知り合って、
意外と息が合いすぐに仲良くなった。
それから1ヶ月がたち私たちは2年に上がった。
私が一番気になっていたクラス替えの表を凛と見に行った。
すると、凛と颯太と新はみんな一緒でB組だった。
でも、私だけF組。
ちょっと寂しい…。
家で勉強をしていると、ケータイが鳴った。
そこには「新」の文字があった。
不思議に思いながら電話に出てみると、
「結衣?俺だけど、今大丈夫?」
「うん、どうしたの?いきなり電話なんてしてきて。」
「結衣…」
新はなにやら深刻そうだった。
「ん?」
「俺達ってもうあの頃には戻れないのかな…?」
「新?何の話?」
「結衣、もう一度やり直そう。別れてからお前の事が頭から離れなくて、気付いたらもうお前の事考えてて、どうしてあのときあんな事言っちゃったんだろうって、ずっと後悔してた…。」
「でも…。」
「わかってる。俺、お前に最低なことしたってわかってる。けどやっぱりお前の事忘れられなくて。今なら言える。俺、マジでお前が好きだ。お願いだからもう一度俺だけを見て…?」
「…ごめん、少しだけ返事待っててくれないかな。」
「…うん。わかった。ありがとう。」
「じゃあ、電話切るね。」
「うん。」
「バイバイ」
電話を切ったあと私は大きな深呼吸をした。
その時私はたくさんの事を考えた。
あの時みたいに、ひどいこと言われたら友達でもいられなくなる。
でも、好きだった気持ちはまだ残ってる。
私の中で2つの気持ちが葛藤していた。
私は凛に相談した。
「無理に付き合うことなんてないし、辛い思いもしなくていい。結衣は何も我慢しなくていいんだよ?今はきちんと自分と向き合って、急いで答えを出さなくてもいいと思う。」
凛はそう言ってくれた。
涙が出るくらい嬉しかった。
そして、私の答えは決まった。
電話を受けてから2ヶ月がたっていた。
「もしもし?新?私ね。」
「うん。」
小さく深呼吸をした。
「いいよ。」
「いいよって?」
「また付き合うってこと」
「え?マジ?また付き合ってくれるの?」
「うん!」
「やったぁ。俺、お前の事一生大事にするから。」
「ありがとう。」
私達は翌日会う約束をした。
会ってすぐ新は私を抱きしめた。
「あぁ、結衣だ。」
「どうしたの?なに?」
そう聞くと、新が耳元で囁いた。
「もう、ぜってぇ離さねぇから。」
「…うん!」
その日私は新の家に泊まった。すると、新が
「…いい?」
高2だけどこの言葉の意味はわかった。
その言葉に私は何も言わず頷いた。
新が私の髪を撫で、口から首筋に向けてキスを落としていく。
それと同時に新の手は私の服の中へと入ってきた。
「…んっ。」
私は無意識のうちに声が漏れてしまった。
その声を聞いた新は私に向かって
「大丈夫、優しくするから。」
と、声をかけた。
私達はひとつになった。
正直初めてで痛かったりもしたけど、
あんな新の顔見たの初めてでちょっと嬉しかった。
そのあと私は新の温もりを感じながら眠りについた。
とても幸せだった。
その次の日私は凛と颯太に話した。
凛は
「よかったね。」
颯太は
「リア充復活か!!」
これも、颯太なりの褒め言葉らしい。
私達は照れながらも「ありがとう」と返事をした。
すると颯太がいきなり、
「お前らヤっただろ」
ニヤニヤしながら聞いてきた。
「なっ!///」
「おい!!///」
「独占欲強いね。新は。跡まで付けちゃって。」
私はとっさに首筋を隠した。
「あはは!」
凛、笑ってるし…。
こんな感じで、報告終了。
ここからまた2人での幸せな日々か続いていく。
2か月後の3月、もうすぐ進級。
冬の寒さが嘘のように過ぎていった。
私は新とは普通の友達として仲良くしていて、
あのとき抱いた恋心がすべて消えた訳じゃないけど、大人、だから。
その頃、4人で遊ぶようになっていた。
新と私、凛ともう1人は新をふったときに一緒にいた、
渡辺颯太(そうた)。
颯太とは新とまだ付き合っていた頃に知り合って、
意外と息が合いすぐに仲良くなった。
それから1ヶ月がたち私たちは2年に上がった。
私が一番気になっていたクラス替えの表を凛と見に行った。
すると、凛と颯太と新はみんな一緒でB組だった。
でも、私だけF組。
ちょっと寂しい…。
家で勉強をしていると、ケータイが鳴った。
そこには「新」の文字があった。
不思議に思いながら電話に出てみると、
「結衣?俺だけど、今大丈夫?」
「うん、どうしたの?いきなり電話なんてしてきて。」
「結衣…」
新はなにやら深刻そうだった。
「ん?」
「俺達ってもうあの頃には戻れないのかな…?」
「新?何の話?」
「結衣、もう一度やり直そう。別れてからお前の事が頭から離れなくて、気付いたらもうお前の事考えてて、どうしてあのときあんな事言っちゃったんだろうって、ずっと後悔してた…。」
「でも…。」
「わかってる。俺、お前に最低なことしたってわかってる。けどやっぱりお前の事忘れられなくて。今なら言える。俺、マジでお前が好きだ。お願いだからもう一度俺だけを見て…?」
「…ごめん、少しだけ返事待っててくれないかな。」
「…うん。わかった。ありがとう。」
「じゃあ、電話切るね。」
「うん。」
「バイバイ」
電話を切ったあと私は大きな深呼吸をした。
その時私はたくさんの事を考えた。
あの時みたいに、ひどいこと言われたら友達でもいられなくなる。
でも、好きだった気持ちはまだ残ってる。
私の中で2つの気持ちが葛藤していた。
私は凛に相談した。
「無理に付き合うことなんてないし、辛い思いもしなくていい。結衣は何も我慢しなくていいんだよ?今はきちんと自分と向き合って、急いで答えを出さなくてもいいと思う。」
凛はそう言ってくれた。
涙が出るくらい嬉しかった。
そして、私の答えは決まった。
電話を受けてから2ヶ月がたっていた。
「もしもし?新?私ね。」
「うん。」
小さく深呼吸をした。
「いいよ。」
「いいよって?」
「また付き合うってこと」
「え?マジ?また付き合ってくれるの?」
「うん!」
「やったぁ。俺、お前の事一生大事にするから。」
「ありがとう。」
私達は翌日会う約束をした。
会ってすぐ新は私を抱きしめた。
「あぁ、結衣だ。」
「どうしたの?なに?」
そう聞くと、新が耳元で囁いた。
「もう、ぜってぇ離さねぇから。」
「…うん!」
その日私は新の家に泊まった。すると、新が
「…いい?」
高2だけどこの言葉の意味はわかった。
その言葉に私は何も言わず頷いた。
新が私の髪を撫で、口から首筋に向けてキスを落としていく。
それと同時に新の手は私の服の中へと入ってきた。
「…んっ。」
私は無意識のうちに声が漏れてしまった。
その声を聞いた新は私に向かって
「大丈夫、優しくするから。」
と、声をかけた。
私達はひとつになった。
正直初めてで痛かったりもしたけど、
あんな新の顔見たの初めてでちょっと嬉しかった。
そのあと私は新の温もりを感じながら眠りについた。
とても幸せだった。
その次の日私は凛と颯太に話した。
凛は
「よかったね。」
颯太は
「リア充復活か!!」
これも、颯太なりの褒め言葉らしい。
私達は照れながらも「ありがとう」と返事をした。
すると颯太がいきなり、
「お前らヤっただろ」
ニヤニヤしながら聞いてきた。
「なっ!///」
「おい!!///」
「独占欲強いね。新は。跡まで付けちゃって。」
私はとっさに首筋を隠した。
「あはは!」
凛、笑ってるし…。
こんな感じで、報告終了。
ここからまた2人での幸せな日々か続いていく。