ともだち、こいびと、たいせつなひと


るーくんのいない部屋で、なにをしていいのか分からず、ひとまずベッドに腰掛けてぼーっとしていると、眠気が襲ってきて、いつの間にか寝ちゃってた。


んで、起きたら横にるーくんが寝てた。


あれ?
何が起きたんだろ?

いつの間にるーくん帰ってきたんだ?

寝ているるーくんを起こさないように
そっと起き上がりベッドから降りる。

その瞬間、手首を掴まれまたベッドに逆戻り!


「???」

「あれ?るーくん、起きたの?
起こしちゃった?ごめんね」


「・・・」

寝ぼけているのか無反応のるーくん。

そんなるーくんの様子を伺いつつ、見つめていると。


ガシッ!!

るーくんの右手があたしの後頭部を捕まえた。

その瞬間。
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