ドSな王様ひろいました⁈
どんどん早足になる瀬名。私はもつれる足をなんとか運んで、ついて行く。
手を離したくても、力強く握られて、振りほどくことも出来ない。
…しばらく歩いて、やっと、足を止めた瀬名。私は肩で息をしていた。
「…腹減ったな。どこかで食ってくか」
「…とんだけ、あんたは王様なのよ!」
息を切らせながら言う私に、振り返った瀬名は、ニヤッと笑う。
「…王様の言う事は、絶対だろ?あそこに入るぞ」
…もう!ホントに、どこまでも王様なんだから!
と、思いつつも、お腹がぺこぺこの私は、たっぷり夕食を食べてご満悦。
「…そんなに沢山食う女、初めて見たぞ」
「そうなの?気取ってなかったら、どんな女の子でも、結構食べると思うけどね」
ナプキンで口を拭きながら言う。
「…俺といるときは、気取らないのか?」
「…当たり前。四六時中瀬名といるのに、気取ってたら、疲れるじゃない」
「…だからって、もう少し女らしくできないのか?」
瀬名の言葉に、眉をピクリと動かす。
「…もしも!もしもよ?私が瀬名を好きになったら、少しは女らしくなるかも!ね」
「…」
例え話なんだけど、瀬名は不機嫌に顔を歪めた。
「…今日は自宅に帰らないの?その格好なんだから、一度は帰ったんでしょう?そのついでに、このまま自宅に帰ればいいのに」
厄介払いしたい私は、そんな事を言ってみる。
「…これを、SNS…いや、会社のパソコンに送りつけようか?」
「なっ⁈卑怯な事ばっかり!」
「お前が変な事言うからだ。ほら、さっさと帰るぞ」
「…チョット!」
やっぱり私の話など、聞く耳持たず、瀬名は、私の手を引くと、最寄駅に向かう。そして、私のアパートに共に帰宅した。
手を離したくても、力強く握られて、振りほどくことも出来ない。
…しばらく歩いて、やっと、足を止めた瀬名。私は肩で息をしていた。
「…腹減ったな。どこかで食ってくか」
「…とんだけ、あんたは王様なのよ!」
息を切らせながら言う私に、振り返った瀬名は、ニヤッと笑う。
「…王様の言う事は、絶対だろ?あそこに入るぞ」
…もう!ホントに、どこまでも王様なんだから!
と、思いつつも、お腹がぺこぺこの私は、たっぷり夕食を食べてご満悦。
「…そんなに沢山食う女、初めて見たぞ」
「そうなの?気取ってなかったら、どんな女の子でも、結構食べると思うけどね」
ナプキンで口を拭きながら言う。
「…俺といるときは、気取らないのか?」
「…当たり前。四六時中瀬名といるのに、気取ってたら、疲れるじゃない」
「…だからって、もう少し女らしくできないのか?」
瀬名の言葉に、眉をピクリと動かす。
「…もしも!もしもよ?私が瀬名を好きになったら、少しは女らしくなるかも!ね」
「…」
例え話なんだけど、瀬名は不機嫌に顔を歪めた。
「…今日は自宅に帰らないの?その格好なんだから、一度は帰ったんでしょう?そのついでに、このまま自宅に帰ればいいのに」
厄介払いしたい私は、そんな事を言ってみる。
「…これを、SNS…いや、会社のパソコンに送りつけようか?」
「なっ⁈卑怯な事ばっかり!」
「お前が変な事言うからだ。ほら、さっさと帰るぞ」
「…チョット!」
やっぱり私の話など、聞く耳持たず、瀬名は、私の手を引くと、最寄駅に向かう。そして、私のアパートに共に帰宅した。