ドSな王様ひろいました⁈
お風呂で温まった私は、少し生き返ってきた気がしたけど、お腹は満たされていない。かと言って、疲れていて、料理を作る元気もない。
そんな時、私の味方がいる。
それは、週末に作り溜めしている野菜スープだ。具沢山の野菜とウィンナーが入っているコンソメスープ。
鍋を火にかけてそれを温めると、スープ用のカップに注いだ。そしてそれを持って、ベッドにもたれて座り、一口飲むと、体の芯から温まり、ホッとした。
「…いい匂い」
真後ろからそんな声が聞こえて、体をビクつかせ、後ろを振り返ると、さっきの拾ったイケメンが薄っすらと目を開けていた。
「…スープだけど、飲める?」
「…スープなら」
弱々しい声で言うイケメンに、私は微笑み頷くと、キッチンでスープを注ぎ、イケメンを起こすと、スープのカップを握らせた。
「…美味し」
イケメンの答えにホッと溜息をつく。
「…スープが飲めたんだから、薬も飲めるよね?」
やっと起きられたので、薬を飲ますのは今だと思った私は、イケメンに問いかけた。
「…ヤダよ。薬は苦いから嫌い」
「…子供じゃないんだから、ちゃんと飲んで。飲まないと帰れないよ」
そう言うと、薬箱から風邪薬を取ってくると、イケメンの口に放り込んだ。
顔を歪めたイケメンに、私は直ぐさま水を差し出すと、一気にそれで流し込んだ。
…ところで、このイケメン何処の誰だろう?
今更そんな疑問が頭に浮かんだ。
よくよく考えてみれば、見ず知らずの男を、女一人暮らしの部屋によく入れたもんだ。運が悪ければ、襲われる…まぁ、病人だから、そんな事も考えないだろうけど。
そんな時、私の味方がいる。
それは、週末に作り溜めしている野菜スープだ。具沢山の野菜とウィンナーが入っているコンソメスープ。
鍋を火にかけてそれを温めると、スープ用のカップに注いだ。そしてそれを持って、ベッドにもたれて座り、一口飲むと、体の芯から温まり、ホッとした。
「…いい匂い」
真後ろからそんな声が聞こえて、体をビクつかせ、後ろを振り返ると、さっきの拾ったイケメンが薄っすらと目を開けていた。
「…スープだけど、飲める?」
「…スープなら」
弱々しい声で言うイケメンに、私は微笑み頷くと、キッチンでスープを注ぎ、イケメンを起こすと、スープのカップを握らせた。
「…美味し」
イケメンの答えにホッと溜息をつく。
「…スープが飲めたんだから、薬も飲めるよね?」
やっと起きられたので、薬を飲ますのは今だと思った私は、イケメンに問いかけた。
「…ヤダよ。薬は苦いから嫌い」
「…子供じゃないんだから、ちゃんと飲んで。飲まないと帰れないよ」
そう言うと、薬箱から風邪薬を取ってくると、イケメンの口に放り込んだ。
顔を歪めたイケメンに、私は直ぐさま水を差し出すと、一気にそれで流し込んだ。
…ところで、このイケメン何処の誰だろう?
今更そんな疑問が頭に浮かんだ。
よくよく考えてみれば、見ず知らずの男を、女一人暮らしの部屋によく入れたもんだ。運が悪ければ、襲われる…まぁ、病人だから、そんな事も考えないだろうけど。