チョコは?
5
『じゃあ、貴洋!また明日な!』
『おう!じゃあな!』
私は貴の声を無視して校門を出た。
『おっおい!恋子!』
それでも無視する。とことん無視。
『えっ?俺、なんかしたっけ?』
『チーズケーキ!』
『え、何?チーズケーキ?チーズケーキ?……チーズケーキ!?なになに!?』
はぁ?これだけ言っても分かんないの?
『もういいよ。わかんないんだったらいい。』
『お願いします!俺が何したか教えて!』
『やだ。』
『えぇ?お願い!』
『無理。』
『お願いします!お願いします!お願いします!』
『だから、女の子からチーズケーキもらったでしょ?』
………………………………………………………沈黙を破ったのは貴だった。
『はぁ?お前バカァ?俺が他の女からバレンタインもらうと思った?』
『えっ。だってもらってたじゃん。』
『あんなんとっくに友達にあげたよ!』
えぇ!!!!!!
『貴~~~~~~~』
言葉と一緒に涙が出てきた。
『あぁあぁあぁあぁ!分かったから泣くな!』
『だってぇ……グスッ……グスッ………チーズケーキ好きって知ってるの、私だけだもん!』
『あたりめぇだよ!このバカが!』
『バカじゃないし!』
本当に安心した。私だけの貴!
『おう!じゃあな!』
私は貴の声を無視して校門を出た。
『おっおい!恋子!』
それでも無視する。とことん無視。
『えっ?俺、なんかしたっけ?』
『チーズケーキ!』
『え、何?チーズケーキ?チーズケーキ?……チーズケーキ!?なになに!?』
はぁ?これだけ言っても分かんないの?
『もういいよ。わかんないんだったらいい。』
『お願いします!俺が何したか教えて!』
『やだ。』
『えぇ?お願い!』
『無理。』
『お願いします!お願いします!お願いします!』
『だから、女の子からチーズケーキもらったでしょ?』
………………………………………………………沈黙を破ったのは貴だった。
『はぁ?お前バカァ?俺が他の女からバレンタインもらうと思った?』
『えっ。だってもらってたじゃん。』
『あんなんとっくに友達にあげたよ!』
えぇ!!!!!!
『貴~~~~~~~』
言葉と一緒に涙が出てきた。
『あぁあぁあぁあぁ!分かったから泣くな!』
『だってぇ……グスッ……グスッ………チーズケーキ好きって知ってるの、私だけだもん!』
『あたりめぇだよ!このバカが!』
『バカじゃないし!』
本当に安心した。私だけの貴!