タイムリミット


「そういえば、柚ちゃんとはどうなんだ?」

ラーメンを食べながら悠真が聞いてきた

「いい感じだよ。そろそろ結婚も…」

結婚を考えた瞬間に自分の口角が上がったのが分かった。

それを見た悠真は顔を引きつらせている。

「柚ちゃんにほんとデレデレだよな、お前。」

「そりゃあ好きだからな!あいつは俺が守るのさ!」

守る…ふと昨日の手紙を思い出した。

俺の…大切な人…柚…

「はいはい…って、顔色悪いぞ?」

珍しく悠真が心配そうな顔で俺の顔をのぞき込んできた。
< 15 / 24 >

この作品をシェア

pagetop