私のお兄ちゃんは「でこぼこ」くん
2016/02/17



【読む】を押してくださってありがとうございます。


まずは私の自己紹介をしますね。


名前はLUCKY(本名は非公開)です。


今は一人暮らしをしながらある四年制大学に通っています。


今度の4月から4年生の、21歳です。


お兄ちゃんは3つ年上の24歳。


自宅から「生活介護事業所」っていうところに通っています。


「就職」って形ではないのでちゃんとしたお給料はもらえないけど、毎月「工賃」をもらって仕事をしています。


そんなお兄ちゃんは、小学1年生から高校3年生まで特別支援学校に通いました。


12年間数えるほどしか休まず元気に通ったお兄ちゃんは、今でも当時の担任の先生と連絡を取り合っています。


表紙に「知的障害を伴う自閉症」と書きました。


お兄ちゃんの場合は重度の知的障害です。


重度と言っても色々あって、言葉が出ない人もいればそうでない人もいます。


お兄ちゃんはよく喋ります。


「喋る」と言っても、それが会話になってるとか、意思疎通ができるとかではありません。


少しずつ簡単なやり取りはできるようになったけど、難しい複雑な会話はやっぱり難しいです。


そして、いつでも誰に対しても丁寧な言葉遣いです。


私にも、いつも「〇〇ちゃ~ん、△△してください~」と言います。


あ、私とお兄ちゃんは名前に君付け・ちゃん付けで呼び合っています。


これは、小さい頃からずっと変わっていません。



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