私のお兄ちゃんは「でこぼこ」くん
2016/02/18
そういえば、今はこうして離れて暮らしているから「早く会いたいなぁ」「帰りたいなぁ」って思うけど、高校3年生までは違っていました。
「お兄ちゃんはよく喋る」と書いたとおり、本当によく喋ります。
気に入った言葉があれば、1日に何千回と言います。
千はもしかしたら言い過ぎかもしれないけど、本当に1日中言っています。
そして、それは他の家族が反応を示さなければ短くて2週間程度で終わります。
でも、また次のお気に入りの言葉がやって来る。
ずーっと同じ言葉をきかされるので、本当にイライラしていました。
特に、私が小学校高学年から中学校にかけてはイライラ絶頂期だったので、「何回も言わんとって!」「もう分かった!」ということを言っていました。
相手にしたら嬉しくてまた言うってことは頭では分かっていても、当時の私には難しいことでした。
それから、嫌なエピソードは他にもあります。
お兄ちゃんはお母さんに毎日学校まで送り迎えをしてもらえるのに、私は基本的には理由なしにはしてもらえなかったこと。
当たり前のことだとは思いますが、やっぱり羨ましかったですね。
実は今も事業所まではお母さんが送って、帰りも迎えに行く時があります。
帰りだけは基本的には事業所の方が連れてきてくれるのですが・・・。
でも、今はその時間も利用して、一緒についていってお母さんと過ごす時間を確保しちゃってます。
お母さんが帰りに病院に行く、とかだったら限界はありますけどね。
仕方ないけど、私の家はやっぱりお兄ちゃん中心にして回っています。
家族は支え合うものだから当たり前なんだけど、幼い頃の私にとって、お母さんはお兄ちゃんにばっかり、お父さんもお兄ちゃんにばっかり、おばあちゃんも・・・って感じでした。
今も完全になくなったと言えば嘘になります。