私のお兄ちゃんは「でこぼこ」くん
2016/02/19



今日はお父さんの誕生日です。


もう54歳なんだなぁと思うと、色々考えてしまいます。


私の家には、普段はお母さんとお兄ちゃんしかいません。


お父さんは、昔から出張が多くて、物心がつく頃には単身赴任でほとんど家にはいませんでした。


だからかな、たまに家に帰ってきても接し方が分からなくて、正直今でも手探り状態です。


家族のために働いてくれているんだけど、幼かった私の目には「居て欲しい時に居てくれない人」として映っていました。


お父さんもお父さんで、私は性別が違う娘だし、接し方が分からなかったんだろうなって思います。


最近になってようやく少しずつ、会話ができるようになってきました。


「居て欲しい時に居てくれない人」と思ったきっかけは、私が中学2年生の時です。


初めてお兄ちゃんに痙攣(けいれん)の発作が出た時です。


私の方が起きる時間も家を出る時間も早かったため、私は実際に見ませんでした。


今までにも数回ありましたが、どれにも遭遇していません。


お母さんから話を聞くだけで不安しかなく、思春期真っ只中の私には正直しんどい内容でしかなかったのです。


それに、その時に限らず、今まで発作が出た時は必ず、お母さんはお兄ちゃんにつきっきりになります。


ずっとそばにいるって訳ではないけど、気持ちはずっとお兄ちゃんに向いています。


仕方ないって頭の中では分かっているけど、今思うとやっぱり寂しかったです。


それは今でもやっぱり同じように思ってしまいます。



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