正義の味方に愛された魔女4
3 怪我の功名
自宅に上がって夕食の準備をしていると、
沙耶ちゃんから焦りまくった電話連絡が入った。
「百合さん!隼人さんが!
隼人さんが大変なんです。
あの女の人が…急に…。
あ、そうだ、荒川さんにも連絡しないと……」
な、なに?
沙耶ちゃーん!
それじゃわからないよ。
すぐに切られてしまって、かけ直してもずっと通話中。
しばらくヤキモキしていると、龍二から電話が入った。
「隼人が、沙耶ちゃんをかばって元カノに刺された。
右脇腹。意識はあるから、大丈夫だ。
すぐ病院に来れるか?」
「……っ、うん、すぐ行く!沙耶ちゃんもいる?龍二はこのあと署に戻る?」
「気が動転したままの沙耶ちゃんを一人で置いておけないし、
犯人は駅前派出所の巡査に現行犯逮捕されて、引き渡しも終わってるから…。
二人で隼人についてるよ。
大丈夫だから…落ちついて来いよ」
隼人、本当に大丈夫なの?
私は昼間の彼女への対応を間違ったのだろうか……。
沙耶ちゃんから焦りまくった電話連絡が入った。
「百合さん!隼人さんが!
隼人さんが大変なんです。
あの女の人が…急に…。
あ、そうだ、荒川さんにも連絡しないと……」
な、なに?
沙耶ちゃーん!
それじゃわからないよ。
すぐに切られてしまって、かけ直してもずっと通話中。
しばらくヤキモキしていると、龍二から電話が入った。
「隼人が、沙耶ちゃんをかばって元カノに刺された。
右脇腹。意識はあるから、大丈夫だ。
すぐ病院に来れるか?」
「……っ、うん、すぐ行く!沙耶ちゃんもいる?龍二はこのあと署に戻る?」
「気が動転したままの沙耶ちゃんを一人で置いておけないし、
犯人は駅前派出所の巡査に現行犯逮捕されて、引き渡しも終わってるから…。
二人で隼人についてるよ。
大丈夫だから…落ちついて来いよ」
隼人、本当に大丈夫なの?
私は昼間の彼女への対応を間違ったのだろうか……。