毒舌男子の偽彼女
澪side



やっと解放された手。


私は小走りで教室に戻る。



「柚ぅ~。最悪だよぅ。」


「あーやっと帰ってきた。」



柚葉まったく興味のなさそうな顔をする。



「私玲央の偽カノになっちゃった。」


「…。」








「はぁぁぁー!?偽カノぉー!?」


「柚!声でかい!」



誰にも聞かれてない…よね?


ってか柚のこんなに大きな声久しぶりに聞いた気がする。
< 18 / 55 >

この作品をシェア

pagetop