毒舌男子の偽彼女
早坂の頭をなでる。


早坂は赤面。


なれてねえのか?


「うわ…。赤面じゃん。」


「きゃっ!見ちゃダメ……。」


手で顔を隠す。


なんなの。


可愛すぎるよ?


澪のことなんかほぼ頭になかった。


もう早坂でいいかな?まで思った。


俺って最低?


今くらいいいよな。


「なぁ、俺の話に付き合ってくれる?」


早坂はにこりと笑う。


不意にも可愛いと感じてしまう。


俺はすべてを話した。




でも……………

このことを澪が見てたなんて、俺には知るよしもなかったんだ。
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