セシル ~恋する木星~


セシルがトイレから戻ると、山口はにこにこして椅子を引いて迎えてくれた。

「何かデザートでも頼もうか」

「うん」

メニューをざっと見て、セシルは豆乳のアイスクリームにした。

「山口さんは?」

「俺も同じの」

さっぱりとしていて、喉にも気持ちいい。

「あぁ〜美味しかった。お腹いっぱい」

「俺も。……時間、大丈夫? そろそろ行こうか」

「うん」



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