唄姫
「香保里サ~ン!元気だったぁ~?」
調子がイイ塚原は、今にも抱き付きそうな勢い。

「いらっしゃい。久しぶりね、3人が一緒なのって」

「コイツがさぁ、彼女に媚びてるから…」
と大嶋

「違うョ。大好きなの!」
塚原が言い返す

「いつも、楽しそうで良いわね」
香保里サンは、いつも笑顔


そして僕達は、また、くだらない話になった


「そーいえば、親父、来てます?」
大嶋が聞く

「大嶋さん?来てくれてるわョ」

「ウチのオフクロが、いつも親父が居ないから、ブツブツ言ってんですョ」

「……あら…、そうなんだぁ……」

香保里サンは、少しだけ暗い顔をした



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