唄姫
「俺は、親父の気持ち、分かりますョ。ウチにいるより全然イイ」大嶋は、フォローする様に言う


コイツは、空気を読むのが上手い


ずっと、携帯を手に、メールをしてる塚原の横で、そんな事を考えていた


「……ありがとう」

香保里サンは、一言だけ言って微笑んだ



夜のraveは、どんな感じなんだろう…


僕達が来てる時は、普通の喫茶店


夜になると、母親が言う様に………


僕は、少しだけ心配になった


僕よりずっと年上だけど、あんなに素敵な香保里サンの声が……



汚れてしまわないか………



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