天狗に愛されて


ドサッ!!


『イダッ!!』


尻もちをついてしまい、鈍い痛みが襲う。


『イテテ…なんでこんな事に。』


いきなり後ろから引っ張られて…。

ん?


『あれ?塞?蛇太郎??』


周りを見渡しても姿が見当たらない。

それに、石段に居たのに目の前にあるのは


『これが……社?』


朽ちた社があるだけだった。


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