天狗に愛されて
「お前なぁ……。
今に始まったことじゃねぇーか。」
『はいはい、じゃあもう行くから。』
「どこに行くんだ。」
……依頼言われたから出掛けるんですけど?
本当は学校の妖達にお菓子持って行こうと
したけどそんな話聞いたら無視出来ない。
こうしてる間にも被害が出るかも。
「これ、付けて行け。」
チャリ…
『……何これ。』
掌に乗せられたのは綺麗な結晶で出来たピアス。
「魔除け&誕生日プレゼント。
もう直ぐだろ?」
覚えてたんだ。