天狗に愛されて

北山の天狗



天狗side


ヒョイ!


ヒョイ!!


〈無駄無駄ァ〜♪
人間でも妖でも何をするにでも先に考えル。

考えずに動くなんて出来ないヨ!!〉


〈……かもねぇ〜♪〉


ほーんと厄介!でも、これならどーかな?


ビュッ!


〈ッ!?〉


覚の頬に切り傷が出来、血が伝う。


〈天狗は風を操るっての知らなかった?〉


さぁ、ここからが本番だ。


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