天狗に愛されて

運命



塞side


空を切り裂くと錯覚する程の稲妻が起こり、
譲葉の身を案じる。


「……アイツが行った方向じゃねぇーか。」


急な悪天候に更に不安が積もる。


「塞様!ご依頼が!!」


「……あぁ。」


祓っても祓っても、
妖祓いの依頼が舞い込んで来る。


アイツなら大丈夫だろ。
俺より妖力強いんだしな。


一人納得して俺は依頼を受けた場所に向かった。


塞sideEND


< 174 / 316 >

この作品をシェア

pagetop