天狗に愛されて
『私の周りって妖ばかり集まってたのね…。』
なんと言うか…ショック!
〈君はオイラ達にとって特別だからネ〜。〉
『特別?
私は半妖なんだから半端者の筈でしょ??』
それなのにどうして特別なの。
〈それは、譲葉様が神格化した妖と人間との
間に生まれた子供だったからです。
それも天に住まう妖との…。〉
『天と地に住む神格化した妖は違うの?
私、そういう事は勉強してないから。』
屋敷では自分で術を開発するばかりで
他は全然関心なかったもんなぁ〜…。