天狗に愛されて


〈こ、小天狗ちゃんとはネ…!〉


〈随分と可愛らしい名を頂きましたね。〉


何故か蛇太郎とカー吉が笑い出した。


『何をそんなに笑ってるの?』


〈それは、僕が既にニ百歳を越しているから
だと思いますよ(笑)

細かく数えるのは飽きたので
正確には覚えていませんが。〉


ニ、ニヒャクサイ!!??


見た目とは違って、
自分よりも歳上だと知り絶句する。


『妖として先輩になるって事よね。
えっと、よろしくお願いします!』


〈頭を上げて下さい!
譲葉様に頭を下げさせるなんて恐れ多い!!〉


何故か物凄い勢いで止められた。


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