天狗に愛されて


『あれ?天狗はしてなかったけど…。』


〈お師匠様は別の事に使ったんだと思います。
翼が緋色に変わっているのが証ですから。

『切羽』は一つだけ願いを叶える事も
出来る代物なので。〉


なんて、万能なアイテム!


〈そのせいで多くが『切羽』目的に狩られ、
お師匠様みたいな大妖は滅多に居ません…。〉


蛇太郎も同じ事を言ってた。
蛇神の能力目的で多くが狩られてしまったって。


〈譲葉様は心配なさらないで下さい!

まだ未熟者ですが、
鍛えて貰ったので結構強いんです!!〉


『ありがと(笑)』


天狗はいつから守ろうとしてくれていたのかな。

何がきっかけで私を助けたんだろう。


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