天狗に愛されて


この光…夢で感じのと同じ。


その光は私の胸の辺りから発せられ、
一つの黒い羽根が現れた。


〈それは…『切羽』!?〉


天狗の『切羽』?


『なんで、私の中から…?』


緋い光に包まれる『切羽』に触れてみる。


ブワッ!


『!!??』


触れた瞬間、何かが頭の中に流れ込んできた。


〈なぁ…もう少し生きてみるカイ?〉


これは、天狗の声?


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