天狗に愛されて


それから私は結局、
授業を受ける事もなく放課後を迎えた。

下校する生徒達を屋上から見下ろす。


『………行きますか。』


いつの間にか結界も解かれ、
この学校にも妖達が入って来てる。

それは良いんだけどね…。
廊下に堂々と寝転ぶのはどうかと思うよ。


『避ける身にもなってよね。』


寝てる奴も居れば生徒のパンツ目的の奴まで…。
後者は避けずに踏ん付けるから!←鬼畜


「え、あの子何やってんの?」

「反復横跳びの練習?」


『…まだ残ってたんだ。』


また噂が流れるかな?


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