天狗に愛されて


その意味を私が知っていると光陽は知らない。


ここでイタズラ心が生まれた。


『ちゃーんと、言葉にして。』


〈…まさか、知ってるのか!?〉


『小天狗ちゃんに聞きましたぁー。』


〈あっっんのチビ助!!〉


翼以上に真っ赤になる光陽。


『ねぇ、あの時の言葉もう一度聞かせて?』


光陽の手を取ってその言葉を待つ。


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