天狗に愛されて
『あー…朝からアドレナリンが。』
頭が痛い。
〈んな事より時間良いのカ?〉
ハッ!今、何時!?
時計を見るとまだ6時。
〈なんてなァ〜♪〉
『こっっっんのッ!!クソ蛇神ぃ!!』
どっかの柱に括り付けたろか!?
〈オラオラ〜飯食って来んカ〜〜。〉
『ググッ…行ってきます!!』
バタンッ!
くっそー!
あんなんでも一応神だから下手に手を出して
祟りを貰ったら元も子もない!
ブツけられない怒りを必死に抑えながら
畳の匂いがする廊下を進んだ。