天狗に愛されて



『いやあぁぁぁぁーー!!!!』


ジリリリリリリ!!


『ハァ…ハァ……ゆ、夢?』


周りを見渡すと、見慣れた自分の部屋。


〈どうしたんダイ…?悪い夢でも見たカイ??
それと、そのキカイを止めてくれヨ。〉


目覚まし時計の音がうるさいのか、
止めるように催促する蛇太郎。


ジリリリリリリ…カチッ……


『……あー…なんか、気持ち悪い…。』


さっきの夢のせいかな。


〈大丈夫カイ…?〉


『うーん…多分。
学校はそっか、休校だっけ。』


それならもう少し休もっかな。
でも、寝れそうにもない。

それにしても、
さっきの夢…やけにリアルだった。


< 81 / 316 >

この作品をシェア

pagetop