天狗に愛されて
『いやあぁぁぁぁーー!!!!』
ジリリリリリリ!!
『ハァ…ハァ……ゆ、夢?』
周りを見渡すと、見慣れた自分の部屋。
〈どうしたんダイ…?悪い夢でも見たカイ??
それと、そのキカイを止めてくれヨ。〉
目覚まし時計の音がうるさいのか、
止めるように催促する蛇太郎。
ジリリリリリリ…カチッ……
『……あー…なんか、気持ち悪い…。』
さっきの夢のせいかな。
〈大丈夫カイ…?〉
『うーん…多分。
学校はそっか、休校だっけ。』
それならもう少し休もっかな。
でも、寝れそうにもない。
それにしても、
さっきの夢…やけにリアルだった。