月曜日の魔法使い
彼の気持ちは理解できない。
好きだけど、
好きになれない。
私は彼が死んでから
一度自殺を試みた。
といっても
本当に自殺しようとしたわけではない。
彼の気持ちが知りたかったのだ。
でも
直前になって恐怖が踊りながら私の前を横切った。
こわかった。
怖かった。
恐かった。
私には彼の死の選択を
知ることはできなかった。
…わからなかった。
どうして?
どうしても
その言葉ばかり浮かんでしまう。
どうして?
どうして?