月曜日の魔法使い


(僕はずっとこの五年間、
計画を実行するために生きていた。


でも計画は驚くほどを上手くいったし
本当に最高の人生を送っていた。

僕は自分でも信じられないくらい
満ち足りていた。


それでわかったことがある。


僕は僕の意思で
死を選んだつもりだが
それは誰かが決めていたことなのかもしれない。



僕はあまりにも早く
たくさんのものを持っていた。

だから
僕は少し早く無に帰すだけなんだと思う。)








彼は言った。



でも私はその言葉を全てを知っていた。







彼は笑った。


(掲示板の意味、
わかった?)


彼は実に意地悪そうに笑った。
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