ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
それから放課後。私は無理やり陽花について行った。



陽花「なんでついてくるのよ。」

『だって家は一緒だし〜。』

拓人「え!?一緒なの?」

『そうだ。ってかなんでついてくる?お前ら』

優樹「姫を無事に家に届けるのも義務だ。」

『は、はぁ。』

陽花「ひ、姫!?」

『無理やり……ね。』

陽花「そ、っか。」



その途端。私達を凄い速さで追い抜き陽花の手を誰かがつかんだ。



パシッ



陽花「へ?」

??「陽花。やっと……見つけた。」



息を切れして言う男。な!?陽花の追っかけ?
すると陽花の表情が歪む。



陽花「やっ。」



掴まれた手を無理矢理解いて走り出そうとする

が、また掴まれた。



??「待って話を聞いて!」

陽花「話なんて……」

??「ここには俺しか来ていない!」

陽花「へ?そ、うなの?」


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