ばか、嫌い。でもやっぱ好き。

??「逃げてください。」

陽花「へ?」

??「旦那様がこの辺りに目をつけて探されて
います。見つかる前に早く。」

陽花「う……そ。お父様が……?」

??「そうです。ですから……」



お父様??
陽花らしくない。

全身が震えてきていた。父親がそんなに嫌なのか?それにこの男ほ誰なんだ?



ダッ。



陽花は全力で走っていった。



『え?え?え?よ、陽花!?』

??「これでいいんです。これで……」

『そこの男。お前は誰だ?』

??「陽花を笑わせないでくださいね。」

『は?』



すると、そこにはもう男の姿は無かった。



『何もんだアイツ。』



陽花が逃げるって?何が起きてる。



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