ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
優樹「なんで……。」

海叶「怖いんじゃない?」

優樹「え?」

海叶「前にも力がバレた事があったんだ。そしたらその子は気持ち悪いと言って葵を拒絶したんだ。」

優樹「なんでそんな。」

海叶「お前に拒絶されるのが怖いんだよ。」

優樹「俺はそんな事しねぇーよ。」

海叶「じゃあそれを言ってやれよ。本人に。」


優樹は駆け出した。


『ちょっと意地悪しすぎじゃない?』

海叶「なんで?」

『その話、私の事でしょ?』

海叶「バレてたか。」

『別に気持ち悪いなんて言ってないし。ってか拒絶した覚えないんだけど。』

海叶「少し話を盛った。」

『あのねー。』

海叶「でも怖いのは間違ってないから。」

『そうだけど。』

海叶「これで1人救われたな。」

『えぇ。闇からの脱出って感じね。』

海叶「だな。」

『あーぁ。ほんとに趣味悪い。』

海叶「は?……あ!」

男「黙れ、クソ女!!」


カチャ


『ピストルは反則だよ。』

男「お前だけでも!」

『残念でした。』

男「は?」

執事2(れお)「撃っても構いませんが私も撃ちますよ?」


私にピストルを向けてる男にピストルをむけるれお。


男「なぜお前が……。」

執事2(れお)「陽花!!!」

『おっけー!』


れおが投げたのを見事にキャッチした。


男「動くな!!!」

『クスクス。これで2対1。』


渡されたのはピストル。振り返って男に向けた。


男「な、何!?」

< 131 / 245 >

この作品をシェア

pagetop