ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【葵side】
『はっ、はっ。』
やだ。やだ!来ないで
優樹「おい!待てって!」
私の手を掴んだ。
こんな醜い私を見ないで……。
優樹「泣くなよ。」
『な、泣いてなんか無いし!』
優樹「じゃあその目から垂れてくるものはなんだ?」
『さ、さぁー?なんだろうねー?』
優樹「馬鹿なの?」
『は、離して。』
ギュッと抱きしめられた。
優樹「もう、どこにも行くなよ。」
『こんな私を……』
優樹「こんななんて言うなよ。葵は葵だろ。」
『み、見ないで。』
とっさに茨のアザを隠した。
優樹「なんで隠すの?」
『だって優樹が……』
優樹「俺が何?」
『……えっとー。』
優樹「もう俺から離れんなよ。」
『え?』
優樹「俺の前から居なくなるの禁止な?」
『でも私は。』
優樹「紅棘だから?そんな事関係ねぇーだろ。」
『優樹の迷惑になっちゃう。』
優樹「なんねぇーよ。お前が居なくなる方が迷惑だ。わかったか?ならもう離れんな。」
離れんな。こんな私を拒絶しない。嫌だと言わなかった。こんなに……嬉しい事はあるのだろうか。
優樹「返事は?」
『……うん。』
なんかほっぺたが熱い。これは何?優樹をまともに見れない。今まで見れてたのにどうして?
こんな私……知らない。
『はっ、はっ。』
やだ。やだ!来ないで
優樹「おい!待てって!」
私の手を掴んだ。
こんな醜い私を見ないで……。
優樹「泣くなよ。」
『な、泣いてなんか無いし!』
優樹「じゃあその目から垂れてくるものはなんだ?」
『さ、さぁー?なんだろうねー?』
優樹「馬鹿なの?」
『は、離して。』
ギュッと抱きしめられた。
優樹「もう、どこにも行くなよ。」
『こんな私を……』
優樹「こんななんて言うなよ。葵は葵だろ。」
『み、見ないで。』
とっさに茨のアザを隠した。
優樹「なんで隠すの?」
『だって優樹が……』
優樹「俺が何?」
『……えっとー。』
優樹「もう俺から離れんなよ。」
『え?』
優樹「俺の前から居なくなるの禁止な?」
『でも私は。』
優樹「紅棘だから?そんな事関係ねぇーだろ。」
『優樹の迷惑になっちゃう。』
優樹「なんねぇーよ。お前が居なくなる方が迷惑だ。わかったか?ならもう離れんな。」
離れんな。こんな私を拒絶しない。嫌だと言わなかった。こんなに……嬉しい事はあるのだろうか。
優樹「返事は?」
『……うん。』
なんかほっぺたが熱い。これは何?優樹をまともに見れない。今まで見れてたのにどうして?
こんな私……知らない。