ばか、嫌い。でもやっぱ好き。
【陽花side】

男「チッ。」

『誰に手を挙げてるが分かってるの?』

執事2「あなた達……何をしたのか分かってます?」

男「お前の分際で指図など。」

執事2「自分の事くらい既に理解してますが?」

男「ならそれ(拳銃)を下げろ。」

執事2「やだなぁー。状況を理解出来てないのは……そっちだろ?(殺気)」

男「は、はぁ?」

執事2「失神させるくらいなら良さそうですよ。」

男「何を言って……。」

『りょーかい!!!』

男「う、動くなっ!?」


パンパンパンパパンパンパンッ!!


ギリギリ当たるか当たらないかくらいに色々撃って見た。


男「あ、あぁ。」


そのままびびって失神した。


『あーぁ。よっわ。』

執事2「当らなくて良かったです。」

『私のコントロールを疑うの?』

執事2「いえいえ、そんな訳じゃ。」

『それより!』

執事2「車ですね?既に用意してあります。」

『わかった。じゃあ行くわよ。』

海叶「陽花!!!」

『……また、見つけてね。』


最後に精一杯の笑顔で笑った。


私が車に乗って出発した頃。


男「まだ負けてねぇ(ボソッ)」


言っていたのは誰にも聞こえていない。


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